妄想三原色の紹介という名の感想(一部ネタバレあり) 四月第二週 8〜14作目

八作目 「題名なし」 作者:ぽそさん ヒロイン:齋藤飛鳥

 

今回も今までに出てなかった素直になれない部分ですね。夫婦というが私達を変えてしまいそうで素直になれないっていう感じでしたが、今の関係を変えたくなくて素直になれないっていうのは結構妄ツイでは王道ですがやはり描くキャラクターの年齢が変わるとそれを全面に出した作品は減った気がします...

ってこれぽそさんの感想書く所だった。

最終話の「私は今の生活になる満足している。自分にそう言い聞かせるようにして本音は自分の中に押し込んだ。」という文があることで物語にいい意味で変化が生まれていて、ここに描かれた飛鳥ちゃんの関係が変わってしまうのは怖いけど本当はその怖さと同じくらい結婚に憧れを持っているという考えがストレートに進んでいた話を最後に捻ってますよね。飛鳥ちゃんは夫婦というレッテルが私達を変えそうで私達は素直になれないと言ってましたが本当は自分の真の気持ちに素直になれてないだけでそれは◯◯も同じかもしれないんですよね。

あとぽそさんの画像を使わないスタイルが年齢の不釣りあい感を軽減していた気がします。

 

九作目 「素直な処方箋」 作者:ドゥアーイさん  ヒロイン:新内眞衣

 

物語の起承転結がきちんとしてるというか筋が一本通っていて流れとしては読みやすい作品でした。ですがまだ少し言葉の選び方や表現に拙さがありますね。でも初回でこのレベルの作品が書けていれば十分だと思います

自分の新内さんを好きな気持ちになれない主人公ですが新内さんと二人きりになると居酒屋では書かれなかった仲のいい先輩、後輩というものが描かれています。この近すぎず遠すぎずの間柄は個人的に好きでした。そして何もないのに素直な気持ちを言っちゃうあたりは新内さんに弄ばれてる感があっていいと思いました。あと居酒屋でのシーンの最後に水を一気に飲み干したのは薬を飲んだからなんだと気づいた時はハッとしましたね

 

十作目 「素直になれない。」 作者:シャーロックさん ヒロイン:小林由依

 

小林さん可愛い。それが僕の最初の所感でした。実際イチャラブする作品だろうなと思っていました。しかしそんな訳がなく普通に真面目な話でしたね。今回いくつかもうメンバーが亡くなってしまっているというオチの話があることは前回のブログで書きましたが今回の話のいいところはやはりメンバー目線で書かれているところですよね。儚さは減ってしまうかもしれませんがメンバーが死んでしまってもずっと側にいてくてくれて好きでいてくれる。こんな嬉しいことないですしね。悲しい話に少し嬉しい要素を入れるとすいかに塩をかけると美味しいみたいにいいハーモニーを生み出すみたいですね。

てかとにかくゆいぽん可愛くないですか?

 

十一作目 「2人目のキューピッド」 作者:あおさん ヒロイン:渡邉理佐

 

◯◯が幼稚園児というまた不思議な設定で始まります。喧嘩の絶えない夫婦の間の子の◯◯はママになぜパパの前では怖い顔をしているのかと聞くのですがこれが夫婦の関係を修復するきっかけになるんですが心あったまるこんな別角度のお話が出てくると思わなかったのでシンプルに驚きましたよね。二人をつなげた2人目のキューピッド。この題名も秀逸でした

 

十二作目 「夕凪」 作者:ぴゅれさん ヒロイン:齋藤飛鳥

 

この作品の素晴らし点はたくさんありますが一番は読むたびに新しい発見があることだと思います。たぶんこの話を一回読んだだけで全てを理解できる人はいないでしょう。それはやはり一つ一つのヒントが本当に小さいからだと思います。でもそれがいいんですよね。

また感じさせられる時間、つい膨らんでしまう想像、美しすぎる表現とまだまだたくさんいいとろがあります。その中で私が次に推すのはつい膨らんでしまう妄想なのですが、これは読み手側置かれている状況や今までの人生によって考えられるものが変わって行きます。また一番重要とも言えるなぜ二人が別れたのかを想像に任せることによった作品の良さがん倍増しているのだと思います

 

十三作目 「契約」 作者:朱雀飛鳥 ヒロイン:?

 

この作品に出てくる三つの契約、営業で得る契約、会社から雇われる契約(契約社員)、婚姻という契約、同じ契約でありながら全く違うこの三つが作品を根底から支えています。結婚に対しての価値観やリスクを冒したくないという感じがアラサー感を出しながらリアル感を演出していて物語の中に収まらないような作品でした。そして最終話、どのようにも取れる終わり方で広がる想像力は止まることがなさそうです

 

十四作目 「題名なし」 作者:46番目の風 ヒロイン:新内眞衣

 

一回別れた二人が本当はまだお互い好きで再度付き合う。度々見る設定ですが年齢設定が変わると少し違う意味を持っているように感じますね。披露宴の後の二人の会話も素直になれない感強めでテーマをよく映し出せてるなって思います。そしてその一週間後のシーンで眞衣が嘘をついて買い物に行って帰ってくると家の前で〇〇が待っていて「俺が持ってても仕方ないから」って言って指輪を渡すっていうのがありますが、男性がかっこよく描かれてる作品が好みなのでこのシーンは好きでしたね

あと全く関係ないですけど妹のみなみが可愛いですね

 

やっとここまで終わりました。折り返し頑張りますね!

 

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